2010年12月29日水曜日

種の神秘★

情報って不思議ですね、

探し求めているわけではなくて、

向こうからやってきたって感覚

今、そういう感じで、農業についての知識が、

やってきています。

玉栄先生の自然循環農法のお話を聞きに行きました。

月1の講座で、今回が10回目これまで、天体のお話や、

土のお話をしていたそうですが、

玉栄先生は、どんな農業をしていても、

一番大切な選択が”種”だそうです。

今、私達がホームセンターで手に入る種は

F1種という、人間が設計した種で、

ある時期に肥料を入れないと育ちが悪いとか、

薬をかけてあげないと、病気で全滅するなど

F1種は、実った種を植えても育たないように設計された

一代限りの、自殺種子だそうです。

種を毎年購入する、肥料を購入する、農薬を購入する経済循環が

何の疑問を持たずに成り立っているのです。


その対極にあるのが、固定種、在来種、伝統野菜といったもので

固定種の特徴は、種が記憶する → 畑の環境、その年の気候、病気等

固定種を植え始めても、初めの3年間くらいは、虫に食べられたり

大変だそうですが、それは固定種が、土地に必要のない要素を吸収して

それを、虫が食べてくれていて、畑の浄化をしているそうです。

種取りをしながら、3年くらい過ぎたころから、虫は野菜よりも草を

好んで食べるようになり、野菜も3年分の経験を生かし始めるそうです

固定種は、病気になっても蔓延することはなく、根までは病気にならず、

病気で朽ちた茎の隣から新たに芽吹き、1ヶ月遅れで、

通常の4~5倍の実をつけるそうです。

これは、種の保存の自然な形だそうです。

そして、固定種の実の付くもの、トマトと、その周りに生えた草は、

どうやら、相談してお互いで水分調整をしているそうです。

その周りの草を引くと、トマトが割れてしますそうです。

このような自然の素晴らしさを体験できるのが固定種の醍醐味で、

私達は、何も施さずに、じっと観察し見届ける存在なのだそうです。

現在、農業も二極化していて、F1の行きつくところは、

開けてはいけない箱を開ける、遺伝子組み換え

そして、その流れには乗らない伝統農業+機械の農業になっている

ということでした。

私は、自分で畑はやっていませんが、畑を始める前に

どの道に進みたいのか、私は何を大切にしたいのか

考えるきっかけになりました。

何となく、洋服を作っていることに疑問を持ち、

organicで、草木染めという布ナプキン作りが、今の私に出来る、

サスティナブルな物作りですが、

今はまだ、農業と物作りがつながりませんが、

私の求めるessenceがその中にあるように感じています。









にほんブログ村 ハンドメイドブログ 布ナプキンへ
にほんブログ村